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2010年11月24日

沖縄島干潟マップ!

沖縄島干潟マップ!

これも名和純さんが作成しました。

干潟は潮が引いたら陸地になり、潮が満ちたら浅い海になるところです。

陸地に近いところには、マングローブ林があり、植物だけでなくそこにだけいる貝やカニなどたくさんいます。

少し海の方に行くと、泥や砂地です。
そこにも、そこにだけいるカニや貝やゴカイなどたくさんの生きものがいます。

そしてもう少し海の方に行くと礫になります。
そこも、そこにだけいる生きものがたくさんいます。

そして、藻場です。
藻場にはそれこそもっともっとたくさんの生きものが生きています。

今度は、みんなよく知っているサンゴ礁です。
ここにもサンゴ礁にだけいる生きものがたくさんいます。


干潟を埋め立てるということは、沢山のたくさんの生きものが死んでしまうということです。
何十万年いえ何百万年の歴史が壊されるということです。

「沖縄島の干潟マップ」をみたら沖縄島は干潟に囲まれている(いた?)ことが分かります。
マップをよーく見ると「〇〇年埋め立てにより消滅」と書いてあるのが7か所あります。
工事進行中・計画中を含めると12か所もあります。

私たちの時代でこんなに干潟を壊してもいいのでしょうか。
この流れをここらで止めたいものです。

まずは県知事選です。こんな流れを止めましょうよ!!


今週の土曜日、名和さんの講演会があります。

    「貝の渚の物語」
沖縄の渚を貝を拾いながらさまよい続けた放浪記。
それは、この島の渚の移り変わりとともに滅びゆく貝の世界の物語り。
その合間にいくつかの詩の朗読を挟みながら渚の声を届けます。

11月27日(土)午後7時半~8時半
  午後6時頃からは、会場に「泡瀬干潟の貝世界」を再現します。200種あまりの貝の展示です。

場所は珊瑚舎スコーレ3階音楽室   (与儀十字路・那覇警察署向かいの知念ビル3階)℡836-9011

参加費 500円

問い合わせ 城間あずき ℡080-3996-9855

(この日私もお手伝いしますのでえころんはお休みします)





名和さんの詩を紹介します。


         貝の草原  
      ー泡瀬干潟の貝たちにー
                    名和 純

その島には、アジア中の渚の貝たちがたどりつく草原がある
何百種類の貝たちが渚伝いに旅してきた
何百万年かけて
小さな島の大草原に
大陸や島々の渚の歴史が記憶されていった
海草のゆりかごのなかに
何百種類の貝たちの世界を包みこんで
潮の満ち引きとともに
青く浮かびあがっては沈んでいく
貝の草原
何百万年の間

ある日、すさまじい勢いで土砂が降る
海草は踏ん張った
執拗に投げ込まれる土砂
ついに海草は根こそぎ抜けていく
おびただしい種類の貝たちが放り出される
そして間もなく死に絶える
そうして歴史が終わる
何百万年の

そのあとは沈黙の渚
ニンゲンたちしかいなかったように
その歴史を伝えるものはない
あの輝く貝の草原の





沖縄島干潟マップ!





2009年3月14日

今はここの藻場は
なくなりました。










沖縄島干潟マップ!




2009年3月14日


ここの藻場もなくなり

このハボウキガイも
しんでしまいました。




陸から見ると
その変化は分かりにくいですが、
干潟はたいへんなことに
なっています。











県知事候補の伊波洋一さんは、11月24日の沖縄タイムスで

「東部海浜開発計画については、裁判判決を踏まえ検証する」と言っている。応援したい!!!









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Posted by えころん at 21:33│Comments(0)
 
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