えころん

先日のブログでも紹介しましたが、もう一度載せます。
なんと沖縄島に３８か所も人工ビーチがあります。
いつもどこかで自然を壊して人工ビーチを建設しています。

先日、新聞にある県知事候は、好きな観光地は？の質問に「リゾートビーチ」と言っていました。
「リゾートビーチ」といえばほとんど人工ビーチです。
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さて、この「沈黙の渚」（人工ビーチマップ）」の話に戻ります。

これを作ったのは名和純さんです。

名和さんは１９９０年頃から干潟の貝の記録を始め、琉球列島５５か所の干潟の貝を記録しました。

２００４年には今まで拾い集めたすべての貝を、琉球大学の資料館「風樹館」に寄贈し、自ら整理し登録しました。

私の手元にある名和さんの研究書は

２００８年３月、「琉球列島の干潟貝類相　奄美諸島」　西宮市貝類館発行。

２００８年、「泡瀬干潟の貝類相」　山口貝類研究談話会発行。

２００９年３月、「琉球列島の干潟貝類相　沖縄および宮古・八重山諸島」　西宮市貝類館発行。

２０１０年３月、風樹館に収蔵されている貝類標本のうち二枚貝類１万３千個、７６１種を収録した目録を風樹館より発行。

などがあります。

沖縄の干潟や渚を２０年みてきた名和さんが「沈黙の渚（人工ビーチ）」マップを作りました。

人工ビーチには生きものがいません。
もちろん貝の帯もありません。
もし、ちっちゃな貝をみつけたら、それは慶良間沖の深海の貝です。
沖縄の人工ビーチの砂は慶良間沖を浚渫し、破壊しまくりで取っているのです。

安田の浜・済井出浜・ウッパマなど自然の浜を人工ビーチにした例もたくさんあります。

子どもたちには自然の浜で遊ばせたいです。
打ち上がった貝を拾ったり
カニが砂浜をサーと走るのを素足で追いかけたりしてほしいな～。と思います。

自然の浜の豊かさを知って大人になったら何か変わるかもしれません。








安田の浜

２０１０年６月

人工ビーチ造成中

現在完成。












済井出浜

造成中

現在は岩が敷き詰められている。














浜の浜

台風で砂が飛び
土台の敷き詰めた岩が見える。















桃原の浜


砂が
荒波で取られている。











自然の浜が続いていた
ウッパマ。

手前を人工ビーチにしている。









最後に自然の浜をごらんください！！