えころん

お正月、実家に帰る途中、博多駅から電車で２３分のところにある福間海岸に寄った。
「貝寄せの浜」と言われ、サクラガイが拾えると聞いたからだ。

端から延々と続く浜を貝殻を求めて歩いた。
冬の海はこんなに厳しいのかと思うぐらい寒かった。

サクラガイを初めて見つけた時は、
思わず「アッター！！！」と叫んでいた。

触ると壊れそうなサクラガイ。
そっと触れると強風で飛んでいく。

風を背に、ひとつひとつ拾った。
カラスやカモメも拾っていた。
（生きた貝もたくさん寄せられていた）

気づくと３時間ぐらい拾い続けていた。

あまりの寒さに手がかじかんで拾えない。
トイレにも行きたくなって探すがない。

やっとラーメン屋さんが見えたので入ると、湯気とともにたくさんのお客さんがいた。
浜には誰もいなかったのにな～

ラーメンでからだ中がよみがえるようだった。
暖まるとまた、浜に向かった。



潮が引き始めていた。
そして、ウィンドサーフィンをする人がぞろぞろと出ていた。



きょう、美しく並べて標本にした。
名和さんから聞いた名前は「カバザクラ」。
キラキラと輝いている。
本当にきれい！！

他にも３０種類ぐらい拾った。
そのひとつは、これです！↓


ナミノコガイ。
この貝殻を拾う時、どこかで見たことある貝だな～と思っていた。

そして、分かったのはなんとやんばるの瀬嵩浜で拾ったことがあった貝だった。
名前も同じ「ナミノコガイ」。（名和さんから聞いた）

遠く離れた、それぞれの浜で同じ貝が生きている不思議…
どんな物語があるのだろう？

ところでぜ～んぶナミノコガイと思ったけど、名和さんから「ひとつ違うのがありますよ」とのこと。

さあ、どの貝でしょうか？

よーく見ると分かりますが、真ん中あたりにある三角ぽい貝なのだ。

貝は本当に面白い！！！


貝拾いをしたあと、福岡に住むＭくん宅におじゃました。
赤ちゃん、可愛かったな～
Yちゃんが作ってくれた夕食、美味しかった！！

こんなに温かいもてなしをしてくれたこと、忘れません。本当に嬉しかった。

ありがとうね！