えころん

日米両政府は２８日午前、普天間飛行場を名護市辺野古周辺に移設するとした共同文書を発表した。
もうがっくり身体の力が抜けていく。

沖縄県民の大多数、これ以上米軍基地は造らんでと何度も何度も言っているさー。

先ほどラジオから鳩山さんが
「国民の命を守る政治をしっかりやっていく・・・」とかなんとか言っていた。
沖縄の人は国民じゃあないわけー？

でも、辺野古にぜったい基地は造れんはず。
今日の琉球新報を読むと緊急の県民世論調査をおこなったところ「『辺野古』反対８４％」だったとあった。
辺野古のテントの座り込みはなんと14年。
これだけ反対している沖縄に造れるわけがない。



今週の土・日、「いのちをつなぐアースハーモニー２０１０」というイベントがある。
その時「ブルー・ゴールド　狙われた水の真実」という映画も上映する。
事前会議で水に関することをいろいろ持ち寄ったりしている。
　
今はダムに沈んでしまった大保の森と沢の写真も提出する。
森の樹を伐採されるまで４年間通ったところだ。
私の好きな樹が切られる時、樹にのぼって抵抗しようと思ったが、それはやめて、
樹に「ありがとう」と書いたメッセージを置くことにした。

板を用意してえころんのお客さんや友達にも書いてもらった。
２００７年１２月のことだった。

２００８年１月１日、みんなのメッセージを持って私は工事現場に入った。
いつもは警備のひとがいて中には絶対には入れなかった。
でも、お正月だけは誰もいなかったのだ。

みんなのメッセージを切られた樹の根っこに埋めていった。
埋める前に撮った写真を久しぶりに見た。
今はみんな水の底・・






もりの命をつなぎます















ありがとうございました























　　　　　　　
　　　　　　　　精一杯いきてくれてありがとう
　　　　　　　　　　　またどこかで会おうね！










自然よ、ありがとう













忘れないよ！















また、あなたがたに出会える日が
来るまで！













いつまでも忘れないよ！















すてきな思い出に感謝します。またね！













ここで遊びたかった。














この森のこと忘れない










拾ったどんぐり、丘の上の森へ

この年、それはそれはたくさんのどんぐりが落ちた。

少し離れた森に同じオキナワウラジロガシの樹があり、そこにいくつか拾ったどんぐりを投げたのだ。

書いた方の名前が分かるのはここでは紹介しないようにした。

切られる前の樹にも感謝のメッセージ板を紐でくくりつけた。
「ありがとう！！」とたくさんの樹に！！

２００８年、まだ残っている大保の森や沢に毎週日曜日友人たちを案内した。
この森や沢をみんなの心の中に残したかった。



最近、新聞で大宜味村が「ダム敷地内で子どもたちと植樹したという」記事を読んだ・・・