えころん

拝啓　東門さま

沖縄にも秋が風に乗ってまいりましたね。
毎日の業務、沖縄市市民のために本当にお疲れ様です。

さて、東門さん泡瀬干潟のことですが、もう我慢されなくてもいいのではありませんか。
国が「第１区域工事中断。第2区域工事中止」と申しました。
東門さん、もう安心して「泡瀬干潟埋め立ては中止にしましょう」と言ってください。

沖縄市市長選挙のとき、「泡瀬干潟埋め立て反対」とおっしゃって当選されましたよね。
市長になられたとき、埋め立てをしたい人から脅されたのでしょうか。
「第1区域工事はする」なんておっしゃってもうびっくりしましたよ。
本当はあの豊かな海を埋め立てしたくないのに、「する」なんて言ったのではありませんか。

今回の前原大臣の発言を聞いて、東門さんは
「地元の意見を聞き、ぜひ第1区域はやってほしい。上京して大臣にお願いしたい」なんて
おっしゃっていると新聞に書かれていますが、地元の意見を本当に聞いてくださいね。

今年の春に沖縄市役所ロビーで「泡瀬干潟展」をやっていましたね。
ごらんになられましたか。
市民にシールで埋め立て工事を「反対」か「賛成」を問うコーナーがありました。
「反対」のところにたくさんのシールが貼られていました。圧倒的な数で「反対」でしたよ。
きっとごらんになられたと思います。

地元の意見は圧倒的に埋め立て反対だと思いますよ。

日本中で一番貝の種類が多いという泡瀬干潟です。
この豊かな干潟を後世の人たちまで残しましょう。

第1区域の工事を中断し、もとの海にもどすため（再生）の事業を起こす指導をしましょう。
これからは伸びる事業だと思いますよ。
沖縄中にある人工ビーチを元の自然の浜にもどすとかね。

東門さん、東門さん、泡瀬干潟は「沖縄の宝」です。
あっ、そんなことはとっくにご存知でしたね。

未来の人に「東門さんは泡瀬干潟を守った人」と言われますように！！
祈っております。

では、お体に気をつけてくださいませ。


宇地原睦恵




21日（月）、月一度泡瀬干潟で行われている
「ハボウキガイチェック」に参加する。

この日は
中潮の62センチ。
３ヶ所のチェックポイントのうち、２ヶ所はできるだろうと言うことだった。

潮が引くまで１ヶ所目近くで待っていた。

私は、砂地に波の模様ができるのを見ていた。
ある人は、この模様のことを「波が座る」と言うらしい。







最大干潮になっても、
潮はあまり引かなかった。

異常潮位だ。
地球温暖化によってもたられるという異常潮位を身を持って感じる。

そして、この日の調査を断念する。

竜神様のところは潮が引いていた。

竜神様にお饅頭をお供えして
泡瀬干潟を守ってくれるように
お願いした。

向こうに埋め立て工事現場が見える。
この日は連休中だのに
砂を運んだダンプカーが次々やってきていた。
ユンボも動いていた。

 

竜神様の周りで貝殻を拾った。

近くではタコ採りの人がたくさんいる。
糸にイモガイをじゅず繋ぎにつけて投げている。
イモガイにタコが抱きつき引っ張るのだそうだ。

竜神様がだんだんと海の中に入っていく。



陸に上がったら
貝を採っていた年配のご夫婦にであった。

「貝は採れましたか？」と尋ねると
おばあさんは
「貝はバケツに半分だよ。
昔はバケツいっぱいに採れて重くて大変だったけど、今は、貝がいなくて採るのが大変さー」という。

採った貝は汁の具にしたり、お孫さんにあげるのだそうだ。

「じゃあ、あしたね！」と言っておばあさんは帰っていった。

タコ採りの人も上がってきた。
「見てごらん、こんなに採れたよ」と見せてくれた。

親子連れが干潟で遊んでいるのもみかけた。

干潟に鳥がたくさんいた。タタタタっと走って餌を捕っていた。

干潟にはいろいろな貝やゴカイなど小さな生きものたちが住んでいた。

いつまでも泡瀬干潟がありますように！！
工事が中断しますように！
埋め立てが中止になりますように！！！


「今朝のOTV午前8時、特ダネ報道（フジテレビ）、ひどかった！」という情報が入りました。
私は見ていないのですが、まるで推進派を後押しした内容だったそうです。
泡瀬干潟を守る連絡会のブログをご覧下さい。