えころん

久しぶりに
今帰仁の
片岡さんの畑を手伝いに行った。

片岡さんの庭のコーヒーの木に実がなっていた。

庭には風も流れていた。

おうちの中に
風が通り抜けていた。





午前中は
敷き草を束ねてトマトの畑に運ぶのを手伝う。

片岡さんは夜明けから作業をしているそうだ。

お昼は冷ソーメンや茹でたかぼちゃ、オクラ、
手作り柴漬けなどが並び
とっても美味しくいただいた。

午後からミニトマトの収穫をする。

ミニトマトは
となりのゴーヤの棚まで伸び、
茎も大きく育っている。
映画「ガイアシンフォニー　第一番」に
出てくるトマトを思い出した。

葉子さんと赤くなったトマトを
ひとつひとつ採っていく。
トマトの香りがした。


 




片岡さんが
出荷できそうなゴーヤを
数えてという。

ミニトマトに伸びたゴーヤも
数えながら探した。

その数が、
明日えころんに届くゴーヤだった。













片岡さんが野菜を作っている畑は
５カ所もある。

その一つに行くときに通る川の道。
干上がっているときもあるが、
今日は水が流れていた。

フートー（フトモモ）の木に実がなっている。
熟した実は水に浮かんでいる。
ひとつ取って食べた。

初夏の味がした。

片岡さんがクワを取りに行っている間、
河原で涼んでいた。










クワを取りに行った片岡さん。
お茶を飲んで
肝心のクワを忘れた。

ショウガを掘る作業を
車に乗っていた小さなスコップですることに。

二人で掘る掘る。

片岡さんのスコップが変形してきた。
それでも、掘る。







ショウガってこうして収穫するんだ～

土を落としカブを分ける片岡さん。

このショウガは
明日はえころんに並ぶ。












諸志の畑に移動する。

ここではナスやバジル、ミニトマト、キュウリが育っている。

なすの両側に牧草を植えている。
牧草は風よけ、後は刈ってその場に倒せば堆肥にもなる。
とても上等に育っている。

片岡さんが草刈をしている間、適当にしていいよ
と言っていたのでバジルの草を取ることにした。
草の方がのびていたのだ。

取りながら、もしかしたらバジルにとってこの草は必要じゃあないのか。
と思えるようになった。
草の下のバジルは柔らかくて、生き生きしているのだ。

それを片岡さん言うと、「マニュアルどうりではないからね、農業は」と言う。
「草を抜かないで、刈る方がいい。保湿効果の根っこはあるほうがいいよ」とも。

草は抜いたほうがいいと思い、結構抜いてしまった。

キュウリが枯れかかっていた。
今年は虫がついて、商品としてはあまりえころんにこなかったが、
食べてくださいと、サービスでたくさん届いた。
えころんに来たお客さんに差し上げた。
そのキュウリはこれなのね。
枯れかかっているキュウリが、痛々しかった。



また、畑を移動する。
モロヘイヤが育っている。

両側に牧草が植えてある。
モロヘイヤを守り、
後で堆肥となるのだ。

牧草の方に
虫がつくからと
網がかけてあった。
















牧草の間にあるのは、ツルムラサキ。

明日、ここの中から
えころんに来るのもいる。

だれかな～
どれかな～










今年は、オクラが上等にできているという。

お昼に食卓に上っていた
切らないでそのまま茹でただけのオクラを
手で持ってボリボリと食べた。

そんな料理法があったのだ。
















今年のピーマンも上等だ。

この頃、えころんに届くピーマンをみて
立派だと思っていたが、
実際になっているのをみてうれしくなった。














ウンチェバー（エンサイ）に網がかけてある。

大事に育てているな～

葉子さんが夕食に作ってくれた料理のひとつに
ウンチェバーを軽く茹でて、
適当に切り、
ドレッシングをかけただけのがあった。

あっさりしてとても美味しかった。












今年は、ナーベラがあまり届かないな～と
思っていたら、
虫がついてうまく育たないことがわかった。

なんとかという虫を見せてもらった。
毎朝、手で取るとナーベラは育つらしいのだが、
その時間がないと片岡さんが言う。

大きくなりすぎているナーベラをみて
タワシにはなるよ、と言っていた。

厳しいな～



片岡さんの家のそばの畑には
芋が植えられていた。

楽しみだな～


夕食までご馳走になった。

アグーのハンバーグや
オクラととろろの和え物、
ゴーヤのサラダ、
ウンチェバーの和え物、
森岡さんの玄米ご飯など
どれも、とっても美味しかった。

息子さんの潮風の落語には参った！！

幸せな気分で帰路についた。

片岡さん、ありがとう！
葉子さん、ありがとう！
潮風、ありがとう！

手伝いに行ったのか、ご馳走を食べに行ったのか、わからないけど、
また「お手伝い」に行きま～す！