えころん

日曜日、味噌作りイベント後、また森に行った。

いつもの「森の入り口」が伐採されていた。

いつかは始まると思っていたのだが、実際始まると予想以上にうろたえてしまった。

そして、月曜日しっかり見届けたいと森に行く。

人間の手で一本一本伐っていた。
ユンボのような機械がロボットのように動いていた。
チェーンソーの音、機械の音がけたたましい。

３時の休憩か？
機械がピタッと止まったとたん、
鳥たちの鳴き声が、あっちからこっちからと聞こえてくる。
それは、すごい数の鳥たち。
逃げる場所を探しているのか。
それとも、「にげろー」と仲間に教えているのか？

雨上がりの森は霧があちらこちらから上がっている。
森は生きているのだ。
その霧が機械や人間を包み込むように迫ってきた。

伐採は大きな音をたて、何人もの人間と機械が、霧をもろともせず動く。
あの深い森を簡単になくしてしまう人間たち。
そういう私もにんげん。

上の写真は上流。
６月にえころん企画で上流沢歩きを行った。
雨でたいへんな沢歩きだった。
そこも、今、伐採されている。
この写真を撮っているときも、チェーンソーの音が聞こえていた。
どこまで伐るのか・・・

沖縄島はどこに向かっているのだろうか・・

えころんのニュースレターに失われた海の連載が始まっている。
海も森も壊してしまう沖縄。

ぜーんぶなくなって気づくのだろうかと友人に問うと
「ないのが当たり前になってわからないんじゃあないの」と。

これでは救いようがない。
希望を持ちたい。
沖縄の未来に希望を持ちたい。
子どもたちのためにも。

どうすればいいのか・・・・

・・・・・・・・・

私のつたない言葉では、今の状況をうまく伝えられない。